2024年06月13日
jquery:val()
このメソッドの説明
val() はjQueryメソッドです。
HTMLタグの「Value属性」を取得したり、更新します。
メソッド
セレクタ.val( value )
パラメータ
value ( 文字列 )(省略可)
このvalueを指定しない場合はセレクタのvalue値が返されます。
指定した場合はセレクタのvalue値を更新します。
戻り値
セレクタのvalue値が返されます。
事例
下記を操作して下さい。
下記事例はテキスト値の取得に合わせて電話番号のチェックも行っています。
電話番号は0(1桁又は2桁の数字)-(3桁又は4桁の数字)-(4桁の数字)で、判断しています
電話番号を入力してください
|
上記プログラムは下記から構成されています。
<div>電話番号を入力してください</div> <div><input type='text' class='tel_class' name='tel_name' size='20' maxlength='13' placeholder='例)03-123-1234' style='margin-top:5px'></div> <button class='tel_check' style='margin-top:5px'>確認</button> <div class='tel_message' style='color:red;'></div> <script> $(function(){ $('.tel_check').click(function(){ var tel_number = $('.tel_class').val(); // 入力されたデータを取得しています var tel_check = tel_number.match(/^0\d{1,2}-\d{3,4}-\d{4}$/); if(tel_check != null){$('.tel_message').text('正しい電話番号です:'+ tel_number);} else{ $('.tel_message').text(''); window.alert( '電話番号をチェックして下さい:' + tel_number ); } }); }); </script>
■8行目
入力データは セレクタ.val() で取得します。
■9行目
電話番号は0(1桁又は2桁の数字)-(3桁又は4桁の数字)-(4桁の数字)で、判断しています
メモ
①上記はinputフィールドに入力された『テキスト値』の取得です。HTMLタグに付いている『テキスト値』の取得や更新は text() を参照して下さい。
下記のセレクトを操作して下さい。選択したvalue値が表示されます。
上記プログラムは下記から構成されています。
<select name='select01' class='select01'> <option value='#none#'>選択してください</option> <option value='1'>項目1</option> <option value='2'>項目2</option> <option value='3'>項目3</option> </select> <button type='button' class='reset01' style='margin-top:10px;'>リセット</button> <div class='message01' style='color:red;'></div> <script> $(function(){ $('.select01').change(function(){ var select_item = $(this).children('option:selected').val(); // 選択された要素のvalue値を取得しています。 $('.message01').text('選択値:' + select_item); // 取得したvalue値を出力しています。 }); $('.reset01').click(function(){ $('.select01').prop('selectedIndex', 0); // セレクト値を0番目に変更しています。 $('.message01').text(''); }); }); </script>
■12行目
value値の取得は、セレクト要素の子供の中で'option:selected'の物を取得します。
■16行目
セレクト要素をリセットする場合は、セレクト要素の属性を変更します。
セレクタ.prop('selectedIndex', 0)
メモ
①上記の事例はセレクト要素の『value値』の取得です。『テキスト値』の取得は text() を参照して下さい。
下記を操作して下さい。
複数値を選択する場合は[ctrl+クリック]で選択します。
上記プログラムは下記から構成されています。
<select name='select02' class='select02' size='4' multiple> <option value='1'>項目1</option> <option value='2'>項目2</option> <option value='3'>項目3</option> <option value='4'>項目4</option> </select> <button type='button' class='reset02' style='margin-top:10px;'>リセット</button> <div class='message02' style='color:red;'></div> <script> $(function(){ $('.select02').change(function(){ var get_item = $(this).children('option:selected').map(function(){ // 複数値の取得はmapで取得します return($(this).val()); // value値を取得しています。 }) var select_item = get_item.get().join(); // mapで取得したjQueryオブジェクトから配列を取り出し、それを文字列に変更しています。 $('.message02').text('選択値:' + select_item); }); $('.reset02').click(function(){ $('.select02').val([]); $('.message02').text(''); }); }); </script>
■11~17行目
セレクト要素は複数あるのでセレクト要素の子供の中で'セレクタ:selected'の物を.map(func)で取得します。
.map(func)の返り値はjQueryオブジェクトになります。
よって取得した値を.get().join()で配列化、テキスト化を行っています。
■19行目
マルチセレクトをクリアする為には、.val([]) で、空の配列を書き込みます。
メモ
①上記の事例はマルチセレクトの『value値』の取得です。『テキスト値』の取得は text() を参照して下さい。
4.チェックボックスでチェックされた『value値』を取得する
下記を操作して下さい。
チェックボックスは複数値が選択できます。
項目1 項目2 項目3 |
上記プログラムは下記から構成されています。
<input type='checkbox' name='item[]' class='val_class' value='1'> 項目1 <input type='checkbox' name='item[]' class='val_class' value='2'> 項目2 <input type='checkbox' name='item[]' class='val_class' value='3'> 項目3 <button class='val_check' style='margin-top:3px'>選択確認</button> <button type='button' class='reset_check' style='margin-top:3px;'>リセット</button> <div class='val_message' style='color:red;'></div> <script> $(function(){ $('.val_check').click(function(){ var check_item = $('.val_class:checked').map(function(){ return($(this).val()); }); var select_item = check_item.get().join(); $('.val_message').text('選択値:' + select_item); }); $('.reset_check').click(function(){ $('.val_class').val([]); $('.val_message').text(''); }); }); </script>
■10~12行目
チェックボックスのValeu値は複数あるので'セレクタ:checked'の物を.map(func)で取得します。
■13行目
.map(func)の返り値はjQueryオブジェクトになります。
よって取得した値を.get().join()で配列化、テキスト化を行っています。
■17行目
チェックBOXのリセットは.val([]) で、空の配列を書き込みます。
メモ
①上記はチェックボックスの『Value値』の取得です。『テキスト値』の取得は text() を参照して下さい。
下記を操作して下さい。
項目1 項目2 項目3 |
上記プログラムは下記から構成されています。
<input type='radio' name='item' class='item' value='1'> 項目1 <input type='radio' name='item' class='item' value='2'> 項目2 <input type='radio' name='item' class='item' value='3'> 項目3 <button class='radio_check' style='margin-top:3px'>選択確認</button> <button type='button' class='reset_radio' style='margin-top:3px;'>リセット</button> <div class='radio_message' style='color:red;'></div> <script> $(function(){ $('.radio_check').click(function(){ var check_item = $('.item:checked').val(); $('.radio_message').text('選択値:' + check_item); }); $('.reset_radio').click(function(){ $('.item').val([]); $('.radio_message').text(''); }); }); </script>
■10行目
value値の取得は、'セレクタ:checked'のval()を取得します。
■14行目
ラジオボタンのリセットは、val([]) で、空の配列を書き込みます。
メモ
①上記はラジオボタンの『Value値』の取得です。『テキスト値』の取得は text() を参照して下さい。
関連情報
その他の 操作系メソッド も参照してください。